ダニの死骸やフンは、ハウスダストと呼ばれアレルギーを引き起こす原因になります。
ダニ対策には、ダニが好む環境を知り、繁殖させない部屋づくりをしていくことが大切です。
それでも発生・繁殖してしまったダニには、市販のダニ対策グッズなどを使って手軽に駆除しましょう!
ダニが好む環境を知って繁殖を抑える
ダニは、高温多湿を好み、汚れや食べかす、ほこりなどをエサにします。
特に、食べかすが落ちているカーペットや、湿気のこもっている和室、換気が悪い押し入れはダニの活動を活発にさせてしまうのです。
一度ダニ対策をしても、部屋の環境が変わらなければまた繁殖されてしまうので、日ごろからダニが好む環境を作らないようにしましょう。
部屋の汚れがダニのエサになる!
- カビ
- ほこり
- 食べかす
- フケ
- 皮脂汚れ
- ペットや人の毛
上記のような、カーペットや衣類などの汚れは、ダニのエサになります。
これらがダニを繁殖させる原因になってしまうので、洗濯や掃除で部屋を清潔に保つことが大切です。
ソファなども食べこぼしが多い場所なので、こまめに掃除機をかけましょう。
ダニは高温多湿を好み活発化する
ダニは高温多湿を好み、6月~9月に活発化します。
湿気がたまりやすい寝具などの布製品や、畳、押し入れなどは、ダニが発生・繁殖しやすい環境です!
ダニを発生・繁殖させないためには湿気を除去することが効果的と言えるでしょう。
湿気を除去してダニの繁殖を抑えよう
日ごろからダニを発生させないよう、窓を開けて風通しを良くすることが大切です。
天気が悪いときには窓を開けても湿度が下がらないので、除湿機などを利用するといいですね。
天日干しや洗濯機ではダニを駆除できない?
天日干しや洗濯機でダニが落とせると思っていませんか?
布団は「天日干し+布団たたき」で湿気を除去し活発化するのを防ぐ効果や、ダニの死骸やフンなどのハウスダストの除去に効果的です。
また、洗濯機では、ダニのエサとなるダニの死骸やフンなどのハウスダストを洗い落とすことができます。
しかし、これだけでは発生してしまったダニの繁殖は抑えられても死滅させることはできません。
- 生きているダニは、日の当らない側へ逃げてしまう
- 湿気の除去や太陽の光ではダニは死滅しない
- 生きているダニは水に強い
- ダニは繊維の間にしっかりとしがみつき、洗濯機の強い水流や、掃除機の吸引力に耐えられる
では、発生してしまったダニを駆除するには何が効果的なのでしょうか?
ダニの駆除方法おすすめ6選!
- 衣類乾燥機
- 家庭用布団乾燥機
- 熱湯
- ダニ退治スプレー
- ダニよけスプレー
- ダニ取りシート
発生してしまったダニを死滅させるには、「熱を与えること」と「市販の駆除剤」が手軽で効果的です。
生きているダニは水に強く、熱に弱い性質を持っています。
ダニは水の中でも生きられるので、洗濯をしただけでは死骸やフンしか落とせませんが、50℃以上の熱を与えることで死滅するのです!
よって、洗濯機より乾燥機のほうが駆除には効果的ということですね♪
熱を与える時間は50℃では20分~30分、60℃以上なら一瞬でダニを死滅させることができます。
1.布団カバーや衣類は衣類乾燥機
ダニの駆除方法は、ダニを死滅させてから死骸を除去するという流れです。
50℃以上の熱が与えられる乾燥機なら、ダニを駆除できます。
ダニを死滅させた後は、死骸などのハウスダストを落とすため、洗濯機で洗い流しましょう。
おすすめはコインランドリーです!
コインランドリーの乾燥機はハウスダストを吸引しながら乾燥してくれるので、ダニの死滅・死骸やフンの除去が一度にできちゃいます。
また、コインランドリーには、衣類用乾燥機から寝具用の大型乾燥機まであるので、布団や枕もOKです。
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2.大きい寝具は家庭用布団乾燥機
大きい寝具類をコインランドリーに持っていくのは大変という人におすすめです!
ほとんどの家庭用布団乾燥機は、50℃以上の温風が出るようになっていて、「ダニモード」の機能が付いたものも多くありますね。
▼▼おすすめはアイリスオーヤマの布団乾燥機!
マットレスやソファも素材によっては家庭用布団乾燥機がOKなものもあるので、使用前に、内部や外カバーの素材の耐熱温度を確認しましょう。
家庭用布団乾燥機を使ってダニを死滅させた後は、以下のような方法で死骸を除去しましょう。
- ハウスダストの除去に優れた「布団クリーナー」
- 布団クリーナーがない場合は「天日干し」
- 布のカバー類は外して「洗濯機」
3.布団カバーや枕カバーには熱湯も効果的
布団カバーや枕カバーなどは50℃以上の熱湯に浸けてから洗濯をすることで、ダニを駆除できます。
洗濯機に熱湯を入れると故障の原因になりますので、熱湯に浸けるときは洗面器や桶などを用意してください。
洗面器や浴槽は高温に対応していないので、洗面器に水と布製品を入れてからポットで沸かした熱湯を注いで温度を調節しましょう。
ただし、熱や水に弱い素材は、色落ちしてしまうことや、素材がつぶれてしまう恐れがありますので、避けましょう。
製品によってはポリエステルやアクリルでも色落ちするなどの可能性もありますので、熱湯をかける前に洗濯表示タグや注意書きを読んでください。
4.ダニ退治スプレー
こちらはダニが大量発生してしまった場合など、手っ取り早く駆除したいときにおすすめです。
ダニ退治スプレーには殺虫成分が含まれているので、肌の弱い人や、小さい子供・ペットがいる家庭では避けたほうがいいでしょう。
畳に針を刺して内部のダニを死滅させるものや、寝具に使用できるものがあります。
殺虫効果だけでなく、防ダニ効果も期待できます!
ダニを死滅させた後は、布団クリーナーなどで死骸を除去しましょう。
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5.天然由来成分のダニよけスプレー
天然由来の成分でできたダニよけスプレーなら、小さい子供がいる家庭や、寝具類などの直接肌に触れる場所でも安心して使用できます。
ダニよけスプレーは、殺虫成分が入っているものもあるので、成分を確認してから使用しましょう。
あくまで「ダニよけ」なので、死滅させる効果はありませんが、ダニの嫌う香りで「寄せ付けなくする」「追い払う」ことに効果的です。
追い払ったダニは、ダニ取りシートで駆除しましょう!
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6.ベビーベッドの下にはダニ取りシート
ダニ取りシートは、シーツと敷布団の間やソファの下、畳の裏に敷いて使用します。
ダニ取りシートの基本の3種類
- ダニを寄せ付けなくするタイプ
- 粘着シートで生きたままダニを捕獲するタイプ
- 粘着シートで捕殺するタイプ
定期的に交換が必要で、価格は少し高いと感じてしまいますが、ダニよけスプレーには捕獲タイプのシートを併用することがおすすめです。
また、布団乾燥機やダニ退治スプレーを使用すると、死骸の除去が必要になりますが、面倒な場合は、ダニを寄せ付けて捕獲・捕殺してくれるタイプのシートを置くだけでもOK!
天然成分100%のものはベビーベッドの下にも使用できます。
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まとめ
ダニは、高温多湿の環境や食べかすなどの汚れがある場所を好むので、こまめに換気と掃除をして、ダニの繁殖を抑えましょう。
ダニの駆除には、乾燥機や熱湯などの熱を使う方法と、市販のダニスプレーなどで駆除・予防をする方法が手軽です。
あなたも場所や製品に合わせたダニ対策を始めてみましょう。