伊勢神宮参拝の順番は?二見興玉神社とおすすめパワースポット猿田彦神社もご紹介!

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伊勢神宮は、正宮をはじめ、別宮・摂社・末社・所管社の125宮社で構成されています。

125宮社を全部まわるのは大変ですよね…

もちろん125宮社全てを参拝する人もいますが、伊勢神宮内宮と外宮をまわるだけでも失礼にはあたらないので、安心してください!

しかし、伊勢神宮内宮と外宮のどちらか一方だけを参拝することはよくないともいわれていますので、お伊勢参りに訪れた際には両方に参拝しましょう。

この記事では、伊勢神宮内宮と外宮へ参拝する順番と、その周辺のおすすめスポットをご紹介します!

お伊勢参りの順番

  1. 二見興玉神社
  2. 伊勢神宮外宮(豊受大神宮)
  3. 伊勢神宮内宮(皇大神宮)

なぜこの順番で参拝するのがいいの?

お伊勢参りでは、絶対にこの順番でなくてはいけないということはありません。

ですが、せっかくお伊勢参りをするなら古くからある習わしにそって参拝することがおすすめです。

浜参宮

「伊勢神宮内宮と外宮だけじゃないの?」と思ったかもしれませんが、先に参拝したいのが二見浦という場所にある二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)です!

二見浦の海水で心身を清めてから伊勢神宮へ参拝に行く、「浜参宮」という習わしが古くからあり、現在でも二見浦で参拝してから伊勢神宮へお参りすることが良いとされています。

外宮先祭・外宮先拝

外宮先祭(げくうせんさい)」という言葉があり、諸祭事をおこなう際には外宮からおこない、続いて内宮でおこなう習わしの事をいいます。

また、「外宮先拝(げくうせんぱい)」という言葉があり、「内宮より先に外宮へ参拝すること」をいうことから、この順番が良いとされているのです。

二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)

参拝時間9:00~16:00
住所三重県伊勢市二見町江575
電話番号0596-43-2020
駐車場近隣駐車場有
アクセス【電車】JR参宮線二見浦駅から徒歩15分
【電車+バス】JR・近鉄伊勢市駅・近鉄宇治山田駅から「鳥羽バスセンター」行
【バス】伊勢二見鳥羽周遊バスCANばす「夫婦岩東口」下車 徒歩5分
【車】伊勢自動車道「伊勢IC」約10分
【車】伊勢・二見・鳥羽ライン「二見JCT」約3分

二見興玉神社は伊勢市駅から電車で8分ほどの二見浦駅から徒歩で15分程度行ったところにあります。

ネットなどの情報では、参道にたくさんのおみやげ屋が並んでいるとありましたが、時期のせいか私が行ったときは残念ながら人通りのない静かな道で、開いているお店はありませんでした(泣)

ネット上では『営業』となっている飲食店もほとんど開いていなかったので紹介できずすみません…

心身を清めることを禊(みそぎ)といい、その名のついた「みそぎばし」があります。

二見興玉神社のご祭神

二見興玉神社のご祭神は、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)で、縁結びや夫婦円満、交通安全などにご利益のあるといわれている神社です。

夫婦岩で記念撮影を!

二見興玉神社は、夫婦岩(めおといわ)が有名なスポットです。

男岩の高さは9m、女岩の高さは4mあります。

夫婦岩を結ぶ大注連縄(おおしめなわ)の長さは35mあり、男岩に16m、女岩に10mが張られていて、夫婦岩の間をつなぐ長さは9mです。

縁結びのお守りや夫婦岩の絵が描かれている絵馬などがあり、夫婦円満を祈願しに多くの観光客が訪れます。

龍宮社

二見興玉神社の境内にある「龍宮社」の御祭神は、海の守り神とされる綿津見大神(わたつみのおおかみ)で、海上安全・商売繁盛・開運招福の神様とされています。

御朱印は二見興玉神社と龍宮社で別なので、それぞれの授与所でいただきましょう。

津波災害の供養と海上安全、災害が起こらないようにと祈願する郷中施(ごじゅうせ)が、例祭にあわせて毎年5月15日(旧暦)におこなわれます。

↑龍宮社側の入り口はこんな感じです!

伊勢神宮外宮(豊受大神宮)

参拝時間5:00~18:00【1~4月】
5:00~19:00【5~8月】
5:00~18:00【9月】
5:00~17:00【10~12月】
住所三重県伊勢市豊川町279
電話番号0596-24-1111(神宮司庁)
駐車場無料駐車場有(利用時間:原則2時間)
アクセス【電車】近鉄・JR伊勢市駅から徒歩5分
【電車】近鉄宇治山田駅から徒歩7分

伊勢市駅から外宮(げくう)参道を通って徒歩5分の場所にあります。

伊勢神宮外宮のご祭神

伊勢神宮外宮のご祭神は、豊受大御神(とようけのおおみかみ)です。

外宮参拝の順番

所要時間30分
  1. 表参道火除橋(おもてさんどうひよけばし)
    • 江戸時代に、火事の延焼を防ぐためにかけられた橋
  2. 手水舎(てみずしゃ)
    • 手と口を清める場所
  3. 御正宮(ごしょうぐう)
    • 豊受大御神が祀られているお宮
  4. 多賀宮(たかのみや)
    • 豊受大御神の荒御魂(あらみたま)が祀られているお宮
  5. 土宮(つちのみや)
    • 外宮一帯の山田の原を守護してきた大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)が祀られているお宮
  6. 風宮(かぜのみや)
    • 農作物を守護してきた級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)が祀られているお宮
  7. 神楽殿(かぐらでん)
    • 御祈祷の申し込みや、御朱印・お守りをいただける神札授与所がある場所
  8. 勾玉池(まがたまいけ)
    • 1889年に造られた勾玉に似た形をした池
  9. せんぐう館
    • 神宮の祭事の詳細や歴史が学べる匂玉池のほとりにあるミュージアム

外宮では左側に手水舎があるため、左側通行となっています。

どっち側通行か忘れてしまっても、火除橋の真ん中に、「左側通行」と札が立っているので安心してください。

手水舎で手と口を清めたあと、御正宮を最初に参拝しましょう。

御正宮を参拝するときの注意点

外宮・内宮ともに、御正宮では私的なお願い事をしてはいけません。

御正宮では日ごろの感謝などを伝えましょう。

また、御正宮ではお賽銭をしてはいけないため、賽銭箱がありません。

しかし、白い布が設置されているので、そこへお賽銭をする人と思っている人が多くいます。

これはお賽銭のためではなく、聖域が汚れないようにと設置されている布ですので、気を付けてくださいね。

私的な願い事やお賽銭は、御正宮参拝のあと、豊受大御神の荒御魂が祀られている「多賀宮で祈願しましょう。

撮影するときの注意点

伊勢神宮で撮影をする場合は、撮影禁止の場所があるので注意しましょう。

板垣とよばれる垣根の中は神聖な場所であるため、基本的に内宮・外宮の御正宮は撮影禁止です。

撮影禁止の場所には札がたてられているのでわかりやすいと思います。

別宮の参拝と神楽殿

御正宮を参拝したあとは、別宮の中で最も格式が高い多賀宮から参拝し、土宮風宮の順番で回りましょう。

伊勢神宮別宮でお賽銭をするため、小銭を用意しておくといいですよ。

御朱印やお守りをいただくには、神楽殿へ行きましょう。

伊勢神宮限定のご朱印帳もこちらで扱っています。

どこの神社で同じなのですが、御朱印をいただく際は、先に御正宮への参拝を済ませてください

御朱印は参拝をした証としていただくものなので、参拝をしていないのに御朱印をいただくことや、御朱印だけいただきに行くことはやめましょう。

勾玉池とせんぐう館

勾玉池とせんぐう館は、手水舎の裏側にあります。

入館時間9:00~16:00(観覧16:30まで)
休館日第2・第4火曜日(祝日の場合翌日)
電話番号0596-22-6263

上の写真を撮っている場所は休憩所になっていて、誰でも入れます。

外宮参道

伊勢市駅と外宮をつなぐ参道には、おみやげ屋さんや飲食店が並んでいます。

どこも営業時間は10:00~16:00程度と、早く閉めるお店が多いので、ランチなどで寄ってみてはいかがでしょうか♪

夜ごはんに参道を訪れるなら、16:00以降も営業している居酒屋で伊勢名物をいただくのがおすすめです。

私が泊まったホテルはこちら↓

コンフォートホテル伊勢

コンフォートホテル伊勢は、伊勢市駅の目の前にあり、伊勢神宮外宮まで参道を通って徒歩5分程度です!

ホテル内には外宮・内宮境内の地図や、おはらい町などのさまざまな周辺施設のパンフレットが無料で配布されていました。

ホテル内にある外宮・内宮境内の地図は、伊勢神宮の公式サイトで配布されている地図を印刷したものでした。

コンフォートホテル伊勢を利用する際は、こちらで境内の地図をもらってから伊勢神宮をまわると迷いませんよ♪

▼新幹線を利用する際はこちらもチェック!

伊勢神宮内宮(皇大神宮)

参拝時間5:00~18:00【1~4月】
5:00~19:00【5~8月】
5:00~18:00【9月】
5:00~17:00【10~12月】
住所三重県伊勢市宇治館町1
電話番号0596-24-1111(神宮司庁)
駐車場無料駐車場有(最初の1時間無料:以降有料)
アクセス【電車+バス】近鉄宇治山田駅・近鉄・JR伊勢市駅から約20分「内宮前」下車
【電車+バス】近鉄五十鈴川駅から約6分「内宮前」下車

「外宮前」バス停からは20分ほどで「内宮(ないくう)前」バス停に着きます。

五十鈴川駅からのバスは、本数が少ないので事前に調べておきましょう。

伊勢神宮内宮のご祭神

伊勢神宮内宮のご祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。

御正宮には、天照大御神の御神体として、三種の神器のひとつ「八咫鏡(やたのかがみ)」が祀られています。

内宮参拝の順番

所要時間60分
  1. 宇治橋(うじばし)
    • 式年遷宮に合わせて架け替えられる、内宮の玄関口
  2. 神苑(しんえん)
    • 砂利の表参道を歩いていると、綺麗な松の緑が広がる神苑がある
  3. 五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらしば)
    • 五十鈴川の水で手を清める禊(みそぎ)の場所
  4. 瀧祭神(たきまつりのかみ)
    • 社殿を持たない神社で、五十鈴川の守護神が祀られている
  5. 御正宮(ごしょうぐう)
    • 天照大御神が祀られているお宮
  6. 荒祭宮(あらまつりのみや)
    • 天照坐皇大御神荒御魂(あまてらしますすめおおみかみのあらみたま)が祀られているお宮
  7. 風日祈宮(かざひのみのみや)
    • 風雨を司る級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)が祀られているお宮
  8. 神楽殿(かぐらでん)
    • 御祈祷の申し込みや、御朱印・お守りをいただける神札授与所がある場所
  9. 参集殿(さんしゅうでん)
    • おみやげや神事の資料がある参拝者のための休憩所
  10. 子安神社(こやすじんじゃ)
    • 子授け・安産の神様である木華咲耶姫神(このはなさくやひめのかみ)が祀られている神社

内宮では五十鈴川を手水舎としており、「五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらしば)」とよばれています。

この五十鈴川御手洗場が右側にあることから、内宮では右側通行となっているようです。

※普通の手水舎も五十鈴川御手洗場手前にあります。

御正宮参拝の前に滝祭神を参拝しよう

滝祭神は「おとりつぎさん」ともよばれ、御正宮に参拝する前に滝祭神を参拝すると、天照大御神に願い事を取り次いでくれるといわれています。

なので、五十鈴川御手洗場で清めたあと、すぐ横にある滝祭神を参拝してから御正宮へ向かいましょう。

石段を25段程上がったところに御正宮があるのですが、撮影をしてもいい場所は石段の下までです。

御正宮ではお賽銭はせずに日ごろの感謝を伝え、天照坐皇大御神荒御魂が祀られている「荒祭宮」で私的な願い事やお賽銭をしましょう。

別宮と子安神社

別宮の参拝は、内宮の中で最も格式の高い別宮「荒祭宮」を参拝してから、表参道を戻り橋をわたったところにある「風日祈宮」を参拝します。

別宮ではお賽銭をしてもOKです。

宇治橋の近くにある参集殿では、参拝者に無料でお茶がふるまわれているので、疲れたときはこちらでひと休みするといいですね。

参集殿をさらに進んだ先に子安神社があり、安産祈願などに訪れる人が多くいます。

こちらは、御正宮や別宮に比べると参拝客が少ない印象でした。

空いている時期であれば、60分程度でも十分回れますが、ゆっくり見ながら過ごしたい場合はもう少し時間をとっておいたほうがいいですね。

また、御朱印をいただくところも混雑している可能性があるので時間に余裕を持っておきましょう。

おはらい町とおかげ横丁

おはらい町は、宇治橋から800メートルにわたって続く通りです。

内宮に来たなら、『おはらい町』でおみやげや食べ歩きを楽しみましょう!

おはらい町とよばれる通りは、名物の松阪牛伊勢うどんを扱うお店がたくさんある人気スポットです。

外宮では参拝客の姿が少なかったのですが、内宮には修学旅行生なども多く、混雑していました。

おかげ横丁は、おはらい町の途中にある入り口から入れます。

おみやげが買えるところも多くあるので、おはらい町・おかげ横丁だけで1時間以上は余裕で楽しめます!

内宮へ参拝に訪れる際は、たっぷり時間をとっておくことがおすすめ♪

猿田彦神社

参拝時間24時間(授与所は8:30~17:00)
住所三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
電話番号0596-22-2554(代表)
駐車場入庫30分無料(御祈祷中の駐車料金は無料)
アクセス【電車+タクシー】JR東海 伊勢市駅/近鉄 宇治山田駅/近鉄 五十鈴川駅下車
タクシーで5~10分
【バス】三重交通猿田彦神社前下車

内宮へ参拝したあとは、ぜひ猿田彦神社にも寄ってみてください。

内宮の宇治橋からおはらい町を通って北側出口から5分程度歩いたところにあります。(内宮宇治橋から徒歩で12分程度)

猿田彦神社の御祭神は、猿田彦大神(さるたひこおおかみ)です。 

猿田彦大神は「みちひらきの大神」といわれており、道を開くことから、学業や仕事などをいい方向へと導いてくれると、スポーツ選手や芸能人なども多く訪れています。

方位石(古殿地)は人気のパワースポット!

境内の真ん中に「方位石」とよばれる方角を刻んだ八角形の石柱があります。

猿田彦神社で決まりがあるわけではないようですが、この方位石は、方位を順番に軽く手で触れながら願い事をするといいとされ、人気のパワースポットになっています!

触る順番
  • 【仕事運】亥→卯→未
  • 【金運】巳→酉→丑
  • 【縁結び】寅→午→戌
  • 【家庭運・夫婦円満】申→子→辰

最後に自分の生まれた干支を触るといいといわれています。

方位石の上にお賽銭を置いてく人が多いのですが、真ん中に置く人もいれば、方位の上に置く人もいました。

ここにお賽銭をすることが正しいのかはわかりませんが、方位の上に置いてしまうと、他の人が小銭に触れなくてはいけなくなるので、お賽銭を置くなら真ん中がいいですね。

佐瑠女神社

猿田彦神社の境内にはもうひとつ神社があります。

佐瑠女(さるめ)神社の御祭神は天宇受売命(あめのうずめのみこと)で、「俳優・神楽・技芸」や、「縁結び」の神様とされ、女性に人気の神社です。

ぜひこちらも参拝に訪れてみてはいかがでしょう♪

まとめ

  • お伊勢参りの順番は、二見興玉神社→伊勢神宮外宮(豊受大神宮)→ 伊勢神宮内宮(皇大神宮)
  • 二見興玉神社へ参拝して心身を清めてから、伊勢神宮へ参拝する「浜参宮」という習わしがある
  • 伊勢神宮では内宮より先に外宮へ参拝する「外宮先拝」という習わしがある
  • 伊勢神宮外宮では左側通行、伊勢神宮内宮では右側通行
  • 伊勢神宮内宮・外宮の御正宮では、お賽銭と私的なお願い事をしてはいけない
  • 伊勢神宮内宮では御正宮へ参拝する前に、滝祭神を参拝しよう

伊勢神宮へ参拝したあとは、参道に並ぶおみやげ屋さんや飲食店で伊勢名物を楽しみましょう♪

伊勢神宮内宮から徒歩圏内にある「猿田彦神社」はおすすめのパワースポットなので、ぜひ参拝に訪れてみてください!

参道も含め伊勢神宮周辺は、緑が多く建物の雰囲気などもとてもよかったので、心身が休まるような場所でした。